私の家族と高血圧
私の父母や祖父母の世代(明治中期〜大正末期生まれ)には、血圧を下げる薬も家庭用の血圧計もありませんでした。その結果、父母+祖父母6人のうち4人が脳卒中で早くに亡くなったり、寝たきりになってしまいました。家庭血圧で測定しや有効な降圧薬を飲むことができた。そんな時代を生きたのは、一番後に生まれた母だけで(1926年)、90歳代まで生きれました。
日本人と高血圧、脳卒中
このように高血圧は、日本人にとって避けて通れない、とても身近な病気です。
戦後間もない頃、血圧を下げる薬や家庭用血圧計がなかった時代、多くの方が脳卒中で命を落としたり、寝たきりになっていました。日本の平均寿命が延びた大きな理由の一つは、高血圧治療の進歩です。
日本人は高血圧になりやすく、その結果脳卒中になりやすい体質を持っています。だからこそ、「血圧をきちんと管理すること」が、寿命だけでなく、人生の質(QOL)を守るために非常に大切なのです。