灰本クリニック

2. なぜ日本人は「血圧管理」が大切なのか

私の家族と高血圧   
 私の父母や祖父母の時代(明治中期〜大正末期生まれ)には、血圧を下げる薬も家庭血圧計もありませんでした。その結果、父母+祖父母6人のうち4人が脳卒中によって70歳を超えることなく亡くなったり寝たきりになりました。私の父は56歳のときに高血圧が原因の脳出血で早逝しました。一番最後に生まれた母だけは(大正15年生まれ)、65歳から家庭血圧測定やよく効く降圧薬を飲むことができたので、90歳代まで生きることができました。
 私も60歳から降圧薬を服薬しています。

日本人と高血圧、脳卒中
このように高血圧は、日本人にとって避けて通れない、とても身近な病気です。
 私が生まれた1953年(昭和28年)の日本人の平均寿命は68歳、死因は実に3人のうち2人が脳卒中で亡くなっていました。血圧を下げる薬や家庭血圧計がなかった時代、多くの方が脳卒中で命を落とし、寝たきりになっていたのです。日本の平均寿命が延びた大きな理由の一つは、高血圧治療の進歩です。
 日本人は高血圧になりやすく、その結果脳卒中になりやすい体質を持っています。だからこそ、「血圧をきちんと管理すること」が、寿命だけでなく、人生の質(QOL)を守るために非常に大切なのです。

3. 高血圧「1/2の法則」とは


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