投稿日時:2020年07月17日
渡邉 志帆
●糖質とは
糖質とはなんでしょうか。炭水化物と何か違いがあるのか最初に悩む方が多いと思います。糖質と炭水化物はほぼ同じ物と思ってよいです。専門的には炭水化物は糖質と食物線維を合わせたものをいいますので、食物線維が多い芋類やアボガドなどを除けばこの二つに大きな差はありません。
●糖質制限を始めようと思ったら
糖質制限を始めるために目標の設定が必要です。1日の糖質量を何gにしたらよいのでしょうか。一律で100g,150gと決めることはできません。それはスタート地点が個々で大きく異なるからです。現在の1日の糖質量が180gの人もいれば260g、350gと大きく違いがあります。まず自分が毎日食べている糖質量を知ることが大切です。
●毎日の糖質量の計算してみましょう
まず3日間の食事日記をつけてみてください(図表)。2日でも構いません。仕事の日と休みの日、いつもと変わらない食事と少し特別な日の食事で組み合わせてください。書けたらまず赤字で表示した目に見える「わかりやすい糖質」の量を計算してみましょう。わかりやすい糖質は以下の様な食品があります。
細かい調味料などは計算せずに、大まかに糖質量を合算するだけで十分です。
●主な食品に含まれる糖質量を覚えよう
糖質量を計算するにあたって、今回は主食と言われる米、麺、パンと主食以外の糖質の中から「菓子,ソフトドリンク」の糖質量をご紹介します。
まず、主食の茶碗一杯の米飯(重さ150g)で糖質量は55gです(一方、コンビニのおにぎり1個は約100g)。うどん、そば、ラーメンなど麺類全般は1人前の糖質量が70g、食パン6枚切り1枚で糖質量が30gです。
次に、ソフトドリンク1本500mlに糖質量は55g、シュークリーム1個に20g、ショートケーキ一個に45g、おはぎ1個に50g、カステラ1切れに30g含まれます。よくヘルシーでダイエットにお勧めと言われている和菓子の方が糖質量は多いので、もし食べるなら洋菓子の方がお薦めです。
(次回に続く)