長引く咳

記載者:管理者  公開日時:2016年10月19日

長引く咳にはご注意、、、

長引く咳にはご注意を、、、、

9月下旬から11月初旬まで、長引く咳の3割は咳喘息

風邪が治ったはずなのに咳はちっとも治らないと言った状態が続いていませんか?
それはもしかしたら咳喘息かもしれません。
この季節の長引く咳の3割は咳喘息で、慢性的に咳が続く気管支の病気です。気管が狭くなり、いろいろな刺激によって炎症や咳の発作が起こります。室内外の温度差、気圧差、たばこ、ストレス、ダニや埃などのハウスダストが原因になっています。
咳喘息は2週間以上の空咳が続きます。但し、喘息発作のようなぜいぜい、ひゅーひゅーといった喘鳴や呼吸困難感はほとんどありません。発熱や痰の症状もありません。夜中から明け方に激しい咳がでたり、寒暖差、気圧差、喫煙で咳が出やすくなるのが特徴です。
咳喘息は喘息の前段階と呼ばれ、咳喘息を放置しておくと夜に寝られない、動くと苦しいなど日常生活に支障を来すので早めに治療を開始すべきです。 咳喘息の治療法はステロイドと気管支拡張薬が組み合わされた吸入薬です。

残りの6割は気温や気圧の落差による咳と精神的ストレスによる咳

しかし、長引く咳の患者さんにこの吸入薬を使ってもせいぜい有効な患者さんは3割程度で、残りの6割は無効です。無効な患者さんは咳喘息ではなく、季節の変わり目の体質的な咳やストレスによる咳と考えられ、治療法はいわゆる咳止めの内服となります。とくにいろいろな種類の漢方薬が有効な場合があります。季節の変わり目の咳は晩秋(11月)になれば自然に治っていきますので、もしも薬が効かなくても心配はありません。
咳喘息との区別は喘息薬の吸入前後で肺機能検査を行って改善するかどうかが目安です。 一方、精神的ストレスによる咳は安定剤は効きませんが、漢方薬が効くことがあります。根本的解決はストレスをなくすか、ストレスを発散する方法をみつけることです。

日常生活での予防と対策

1。気温と気圧の変化に気をつける

急激な気温と気圧の変化は長引く咳の主な原因の一つです。春や秋は常に気温の変化に注意を払い、外に出るときは服装による温度調節を心がけましょう。毎日の気温に合わせて下着や服装を変更して冷えないようにしてください。

2。カゼや他の肺の病気との違い

長引く咳はカゼではありませんが、ウイルスやカゼや最近による肺炎や60才以上では肺癌や肺気腫が隠れていることがあります。胸部レントゲン、肺機能などの検査が必要になることあります。 カゼとの大きな違いは、カゼは症状が変化することです。咳だけでなく、のど、鼻水、発熱などがずっと同じように毎日続くのではなく、日替わりで変化して1週間ほどで次第に改善していくのが大きな違いです。

3。カゼを引かない

当然ですが、長引く咳の上にカゼにかかると、気道の粘膜が炎症を起こします。その結果、わずかな刺激にも反応し、気道を収縮して咳はさらに悪化します。外出時はマスクを装着するようにしてください。できるだけ人混みは避け、外から帰ったらうがいを徹底しましょう。

4。喫煙、副流煙に気をつける

たばこの煙は気管支を刺激し、咳の回数を増やします。時にたばこの副流煙は受動喫煙といって、咳喘息などを悪化させる原因になります。患者さん本人の禁煙は当然ですが、家庭や諸牙など、周囲の人にも禁煙や分煙を徹底してもらいましょう。

5。ストレスをため込まない

ストレスも、気道を過敏にさせる要因になります。日頃からストレスの原因となる過労はさけ、睡眠や休養を十分にとって発散することが大切です。

6。もし咳喘息ならば

咳喘息の患者さんにとって、アレルギーを引き起こす原因となるハウスダスト、カビ、ペットの毛、花粉などのアレルゲンの排除は不可欠です。週に数回、数回布団や枕などの寝具を干したり、室内をこまめに掃除しましょう。

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