尾張大國霊神社(国府宮神社)はだか祭りに参加しました

記載者:管理者  公開日時:2014年02月24日

初めて国府宮神社のはだか祭りに参加した体験をブログにしてみました。

3.jpg 平成26年は2月12日(水)に天下の奇祭と呼ばれる日本三大はだか祭りの1つ尾張大國霊神社(国府宮神社)のはだか祭りに参加してきました。地元ではこの季節「なおい風が吹く」と言われる非常に寒い時期に行われます。今年は全国的に記録的な大雪にみまわれる中、当日は幸いにも雲一つ無い晴天に恵まれました。

 「はだか祭」は、正式名称を「儺追神事(なおいしんじ)」と言います。今から約1200年前、奈良時代の神護景雲元年(767年)称徳天皇が、「全国の国分寺に悪疫退散を祈れ」と勅命を発した時、尾張国司が尾張総社である尾張大國霊神社(国府宮神社)に祈願をしたのが、儺追神事となって現在まで伝えられています。尾張大國霊神社のはだか祭りは、毎年旧正月の13日に行われ、厄年の男を中心に稲沢市近隣の市町村から、サラシに白足袋をつけただけの数千人のはだか男が集まります。(今年のはだか男参加者は9000人だったそうです)大勢のはだか男たちが、「ワッショイ」の掛け声で、威勢よく「なおい笹」を捧げ、拝殿へ駆け込みます。これは、裸になれない老若男女が、年齢等を書いて祈願を込めた布「なおいぎれ」を結び付けた「なおい笹」を、はだか男が身代わりとして担ぎ込み厄除けを祈願するものです。そして、この東海地区ではよくテレビで放映されるクライマックスへと進みます。午後4時30分頃、参道の一角に素っ裸の神男(しんおとこ/儺負人とも言う)が、一団に守られてひそかに登場します。見つけたはだか男たちが「ウォーッ」と殺到し、神男に触れて厄を落とそうと凄まじいもみ合いになります。これを「しんもみ」と呼び、浴びせられる手桶の水は熱気でたちまち湯煙となり、水にひるむはだか男のスキをついて神男の一団がジリジリ儺追殿へ達するまでの約60分間がこの奇祭の見所です。

 私の地元(稲沢市近郊)では、約1000年も前から代々はだか祭りに参加する風習が残っている地域です。毎年地元で40歳(数え年の42歳)を迎える男性は厄災さんと呼ばれ、このはだか祭りの行事を一手に任されます。そして地域のはだか男総勢200人ほどを束ね、はだか祭り本番に備えます。当日は朝7時にはだか男になるための準備で、各厄災の家(宿)に集まりお風呂で体を清め、さらしを巻いて準備をします。この日ばかりは、朝から体を温めるために御神酒を一日飲みまくる酒飲みにはたまらない一日です。
そして寒風が吹き付ける中、厄災宿元を出て「ワッショイ」の掛け声と共に、午前中地域の公共施設や企業を周り商売繁盛、社内安全を願い会社の前で万歳します。はだか男がやって来ると、社員の皆さんが一斉に集まるので社内は大賑わい、はだか男がヒーローになる瞬間です。

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 午後からは、各地区のなおい笹を束ね国府宮神社へ歩いて奉納に向かいます。私の地区のなおい笹は電信柱2本分ほどの太さと長さになるため、50人ほど交代で笹を運びます。地元の神社から国府宮神社まで約6.5Km、3時間の道のりです。道中は吹きっさらしの田んぼ道もあり、遠く彼方に雪をかぶった伊吹山が望めます。その伊吹山からの風でしょうか、当日は特に北風が強く日陰の体感温度は0℃?、足袋にさらし一枚の全身で風をうけ体の芯まで冷えきります。ここまでくると気合いでは何ともならない次元です。
そんな極限状態の道中でも1つだけ楽しみがあります。それは、この祭りのために片道3車線の国道を止めて(事前に警察署に道路使用許可証の届け出をします)、その交差点で200人のはだか男が練り廻る道中の見せ場です。交差点にはたくさんの見物人が集まっています。その中をワッショイのかけ声で大きく2~3回周り、群衆から大歓声があがります。普段なら絶対あり得ない非日常の感覚です。この時ばかりは寒さも忘れ気分爽快でした。
この様な交差点を2~3箇所経由して国府宮神社の参道へと到着します。参道は、両脇に大勢の観客と地方のテレビカメラが多数見守る花道になります。そして最後の力を振り絞り拝殿へ走り込み、なおい笹を奉納し終了となります。

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 はだか祭りが終わった後は、地元の温泉につかり、冷え切った体を暖めようやく生き返りました。この温泉につかった瞬間が何とも言えませんでした。一度はだか男を経験すると、寒さの記憶よりも爽快感の方が強烈に残り、病みつきになると聞いていましたが、私もまんざらではないと今感じています。まさしく男の祭りでした。

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