“めまい”には立ちくらみ、ふわふわ、回転性などがあります。
内科的な病気では低血圧(もともと血圧が低い、降圧薬が効き過ぎなどが原因)、心臓の病気(脈拍が数秒間止まる、大動脈弁の異常など)、貧血、糖尿病の低血糖、三半規管(内耳)の病気、心理的な原因などの場合が多く、脳の病気はまれです。回転性や頭を動かすと悪化する場合(頭位性めまい、メニエール)は三半規管の病気ですが、自然に治る場合がほとんどで西洋薬はほとんど効きません。漢方薬がよく効く場合があります。
心臓の病気は見落とすと重大な病状につながるのでホルター心電図や心臓エコーなどの検査が必要です。一方、めまいに物が二重に見える、顔面の一部がしびれる、しゃべりにくいなどの脳神経症状が合併すれば脳の病気を疑うのでCTやMRI検査が必要です。