院長あいさつ 診療の特徴 診療案内 医療設備 予約 旬な話題 交通アクセス スタッフ
◆ガン発見最前線  

 
 医療従事者(医師・看護師・管理栄養士)対象の「糖尿病における糖質制限食」のセミナーが2010年11月21日に名古屋、28日に東京で開催されました。糖質制限食(ローカーボ食)に関心のある方やすでに実施されている方々にも参加頂き、大盛況でした。
 内容は、糖尿病の簡単な基礎から始まり、糖質制限下での生化学、海外や当院におけるローカーボ食の研究、実際の治療に加え、糖質制限食の欠点や栄養指導の進め方、その症例など多岐にわたりました。講演内容のほとんどは当院の患者データで、すでに3つの英論文となっています。参加頂いた方々からは、実際の患者データに基づいた内容は説得力があり、従来のカロリー制限食に抱いていた疑問が解決された
などの意見を頂きました

 とくに質問が多かったのはケトン体についてです。カロリー制限食で高血糖に合併するケトン体の高値はケトアシドーシスという危険な状態ですが、ローカーボ食では血糖値は低値で、血糖ではなくケトン体が筋肉や神経の主なエネルギー源ですから、ケトン体の血中濃度があがるのはごく正常なことです。ローカーボ食とカロリー制限食では全く違ったエネルギー代謝なのです。


 海外研究の紹介で最も関心が高かったのは、ハーバード大学による13万人を26年間の追跡調査で、厳しい糖質制限の人たちでは必然的に動物性脂肪と蛋白質の摂取量が増加し、カロリー制限食の人たちに比べて大腸癌と肺癌が増加するという驚くべき結果でした。日本人では糖尿病が主な原因の心筋梗塞死より癌死の方が圧倒的に多いですから、厳しいローカーボ食(3食抜き)は危険で、緩やかなローカーボ食(1食または
2食抜き)をお薦めします。この論文については改めて詳細にHPに掲載します。
来年の春までには、より多くの方々とローカーボ食の情報を共有できるよう、医療関係者向けに日本で初めての研究会を名古屋から立ち上げる計画です。
研究会の名称は、

  「日low-carbohydrate diet研究会(略称:ローカーボ食研究会)」
                               の予定です。

また、2011年619日(日曜日)には日総研の主催で、灰本、篠壁を講師として<医師のためのlow-carbohydrate diet(糖質制限食)セミナー>(仮題)を名古屋で開催予定です。

ページの先頭に戻る